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Updates every hour. Last Updated: 27-Apr-2025 20:08 ET (28-Apr-2025 00:08 GMT/UTC)
28-Jan-2025
市民参加と機械学習で地域の持続可能なモビリティを目指す
Okinawa Institute of Science and Technology (OIST) Graduate University
地形の起伏が多く、マイカーが主な移動手段となっている沖縄では、利便性が高くて環境に優しい交通手段を提供するのはなかなか簡単なことではありませんが、脱炭素化と地域社会のインクルーシブな移動を実現するためには、持続可能な交通手段の導入が求められています。この度、市民参加型の革新的なアプローチを通じて、沖縄県恩納村・うるま市石川地域において、持続可能で利用しやすい公共交通手段の発見を目指す新しい研究プロジェクト「スマート交通のための主体的ソーシャル基盤(SO-SMART)」が立ち上がりました。
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20-Jan-2025
OIST研究ユニット紹介-「脳のダウンロード」を試みるデータサイエンティスト
Okinawa Institute of Science and Technology (OIST) Graduate University
データから相関関係を探すのは生物学者の日常業務です。相関関係は因果関係を意味するわけではありませんが、それがさらなる実験の出発点となる可能性があります。あるシステムにおいて、ある因子を操作することで反応が変化した場合、科学者はそこに因果関係があると考えます。ただ、このよく検証されているアプローチは、システムが複雑になると、問題を生じ始めます。
17-Jan-2025
【ポッドキャスト】 芸術を通して科学体験の方法を変える―アーティスト、スプツニ子!さんが登場!
Okinawa Institute of Science and Technology (OIST) Graduate University
スプツニ子!(Sputniko!)さんは、芸術とテクノロジーを融合させて、社会問題を探求している日本と英国のアーティストです。彼女の作品は、科学的な概念と新しい技術を融合させることで、私たちの視点に疑問を投げかけ、重要な社会問題や環境問題を浮き彫りにしています。
この度、OISTのサイエンスライター マール・ナイドゥ―が、OISTポッドキャストでスプツニ子!さんにインタビューしました。
スプツニ子!さんは、科学者とのコラボレーションも頻繁に行っており、遺伝子組み換え技術と文化的な神話を組み合わせた蚕を用いた「Red Silk of Fate」プロジェクトはその一例です。「運命の赤い糸で結ばれた二人」というアジアの神話から着想を得たスプツニ子!さんは、農研機構(NARO)の研究領域長で東京大学教授の瀬筒秀樹氏と共同で、「愛情ホルモン」として知られるオキシトシンを含む遺伝子組み換えした赤い蚕を作り出しました。
今回のポッドキャストでは、スプツニ子!さんが自身の芸術活動のきっかけと課題について語り、科学とテクノロジーが作品の中心的なテーマとなっていることを説明しています。また、11月29日から1月9日までOISTトンネルギャラリーで開催された展覧会「コーラルカラーズ」のインスピレーションについても語ってくれました。
10-Jan-2025
すばる望遠鏡の超広視野多天体分光器、いよいよ本格始動
National Institutes of Natural Sciences
すばる望遠鏡に、特殊な「複眼」が新たに装備されました。約2400個に及ぶ「目」を、広大なすばる望遠鏡の主焦点の視野に散りばめ、多数の天体からやって来た光を同時にプリズムで捉え、色に分けて観測します。これほどの探査性能を備えた8メートル級の望遠鏡は、すばる望遠鏡が世界で唯一となります。宇宙の成り立ちと銀河の生い立ちを精密に理解するために不可欠なこの観測装置が、いよいよ2025年2月から本格始動します。
6-Jan-2025
OISTの数学者軍団が、自然現象予測やがん早期発見のための新しい数学に挑む
Okinawa Institute of Science and Technology (OIST) Graduate University
沖縄科学技術大学院大学(OIST)の数学者たちは、がんを早期に発見する新しいアプローチを開発しています。この技術は、偏微分方程式を解くことによってがんに対する強力なツールを提供できる可能性があります。
解析と偏微分方程式ユニットを率いるアブドゥラ教授は、OISTを世界をリードする数学研究の拠点にするという目標を持ってOISTに加わりました。「私たちは、OISTを数学の知識を世界に発信する拠点にしたいと考えています。提携機関との共同研究を通じて、世界中のさまざまな地域とつながり、知識を共有し、博士課程の学生に数学の最前線で最先端の問題に取り組む機会を提供したいと考えています。」
2-Dec-2024
新天文学専用スーパーコンピュータ「アテルイIII」始動!
National Institutes of Natural Sciences
国立天文台 天文シミュレーションプロジェクトは、天文学専用スーパーコンピュータ「アテルイII(ツー)」に替わる新たなスーパーコンピュータとして、HPE Cray XD2000システムを導入し、2024年12月2日より国立天文台 水沢キャンパス(岩手県奥州市水沢)にて運用を開始しました。この新システムの愛称は、前システムを引き継ぎ「アテルイIII(スリー)」と名付けられました。
14-Nov-2024
OIST-KEIOサマーキャンプで世代を超えた相乗効果を生み出す
Okinawa Institute of Science and Technology (OIST) Graduate University
10日間にわたるサマーキャンプでは、学生たちは80以上あるOISTの研究ユニットの中から一つに参加し、教授や研究者、大学院生と緊密に協力しながら、実際に研究活動に参加します。今年で3回目となるサマーキャンプで、慶應義塾大学の学生は、サンゴの植え付けツアーや、沖縄の言語・歴史の授業、学術英語や三線のワークショップなど、OISTキャンパス内外で様々な科学、レクリエーション、文化活動にも参加します。
8-Nov-2024
サイエンスとアートの新たな可能性:科学コミュニケーションの視点から
Okinawa Institute of Science and Technology (OIST) Graduate University
沖縄科学技術大学院大学(OIST)は、東京にある国連大学本部において、科学コミュニケーションの視点で科学と芸術のコラボレーションを考えるトークイベント、「Science+Art: Creatively Communicating Research(サイエンスとアート:創造的に研究を伝える)」を開催しました。