image: Rhesus monkeys (<i>Macaca Mulatta</i>) grooming on rock in Cayo Santiago, Puerto Rico. This material relates to a paper that appeared in the 11 August 2017, issue of <i>Science</i>, published by AAAS. The paper, by S.M. Landi at The Rockefeller University in New York, NY, and colleagues was titled, "Two areas for familiar face recognition in the primate brain."
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Credit: Stephen V. Shepherd
サルの脳について、見覚えのある顔の認識を促す2つの領域が新たに特定された。顔認識のための脳領域ネットワークがあることは以前から知られていたが、霊長類が見覚えのある顔とそうでない顔を見分ける仕組みの根底にあるプロセスは判明していなかった。見覚えのある顔とない顔の認識には同一の神経機構が使用されているが効率が異なるとする説もあれば、別々の神経系が働いているという説もあり、今回Sofia LandiとWinrich Freiwaldの新しい研究により、後者であることが確認された。LandiとFreiwaldは機能MRIを用いて、4匹のマカクが見覚えのある顔、ない顔、視覚物体を見たときの脳活動を調べた。彼らは2つの脳領域、つまり嗅周皮質(PR)と側頭極(TP)にある領域を観察した。これらの領域は、個人的に見覚えのある顔の認識に明らかに関与しており、その他3つの場合の認識には関与していなかった。次にLandiとFreiwaldはオーソドックスな顔認識実験を行った。実験では顔は最初ぼやけているが、焦点が合うようになり、階調度が上がって認識できるようになる。焦点が合ってくるようになる段階で他の視覚処理領域が一貫した脳活動を見せているところ、TPとPRの回路は顔を認識して散発的に活性化していた。
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