図3.植物光合成による効率的な電荷生成の仕組みを解明 (IMAGE) Kobe University Caption a) 光化学系II複合体で得られた時間分解電子スピン共鳴(TREPR)スペクトル。A, Eはそれぞれ、マイクロ波の吸収と放出による信号(電子スピン分極)を表している。 b) 外部磁場強度338.3 mTにおいて、a)の電子スピン分極強度を外部磁場方向に分解し投影した立体映像。赤および青はそれぞれ、マイクロ波の吸収と放出が強いことを示す。フィルムにチラコイド膜を配向させた試料について、外部磁場(B0)方向とフィルム面の法線方向(C2)との関係を平行(B0//C2)および垂直(B0⊥C2)とした際に得られた信号変化は、この立体映像を支持した。dは電荷どうしを結ぶ方向ベクトルを表す。 c) 画像解析(b)から得られた反応中心における初期電荷分離状態(PheoD1-・PD1+・)の電子軌道配置と隣接色素間の電子的相互作用(V)。負電荷を生じた PheoD1末端のビニル基(-CH=CH2)は隣接するクロロフィル色素に接近しているが、ビニル基は絶縁体として働くため電子の戻りによるエネルギー損失が抑制されている。 Credit Kobe University Usage Restrictions None License Licensed content Disclaimer: AAAS and EurekAlert! are not responsible for the accuracy of news releases posted to EurekAlert! by contributing institutions or for the use of any information through the EurekAlert system.