News Release

汗をかく:ウェアラブルな汗テクノロジーは健康状態の新しい検知法となる

Peer-Reviewed Publication

American Association for the Advancement of Science (AAAS)

Break a Sweat: Wearable Sweat Tech Offers New Way to Track Health

image: A soft, skin?mounted microfluidic device for capture, collection and analysis of sweat. This material relates to a paper that appeared in the Nov. 23, 2016, issue of Science Translational Medicine, published by AAAS. The paper, by A. Koh at University of Illinois at Urbana-Champaign in Urbana, Ill., and colleagues was titled, "A soft, wearable microfluidic device for the capture, storage, and colorimetric sensing of sweat." view more 

Credit: J. Rogers, Northwestern University

近々、スマートフォンに無線接続された、汗を検知できる皮膚パッチが、運動中の健康状態を検知して脱水状態を警告できるようになるかもしれない。健康なボランティア21名を対象とした新しい研究で、柔らかく伸び縮みするデバイスが、汗を採取して発汗速度やグルコース・pHなどのさまざまな重要なマーカーを捉えることに成功した。ウェアラブル技術は、健康状態や適応度をモニタリングするための新しい方法である。汗は、まだ利用されていないが、電解質、低分子、タンパク質などの有用なバイオマーカーの豊富な源であり、嚢胞性線維症といった疾患を診断するために利用できる可能性がある。Ahyeon Kohらは、皮膚に貼り付けて汗を捉えて解析する、柔らかくて薄い微小流体素子をデザインした。汗は、比色分析の読み取り値を用いて汗の量、pH、乳酸、塩化物、ブドウ糖濃度を測定できる様々なチャンネルとリザーバーに送られる。Kohらは、スマートフォンで汗パッチの写真を撮り、画像処理ソフトウエアと無線データ送信を利用して読み取り値を解析した。対照条件としての研究室設定での室内サイクリング時の健康ボランティア9名と、「現実世界の」設定を真似た屋外での自転車レース参加者12名でこのデバイスの試験を行った。パッチからのバイオマーカーの読み取り値は、通常の検査室における汗の解析値と高い信頼性で一致していた。このデバイスは不快感や刺激を引き起こすことなくきちんと貼り付いたままであった。Kohらは、この技術はおそらく涙や唾液などの他の分野にも拡張でき、不法薬物の使用の検出にも利用できるかもしれないと述べている。

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