video: A short discussion about the issues of zoonosis problem. This material relates to a paper that appeared in the Sep. 19, 2018, issue of Science Translational Medicine , published by AAAS. The paper, by X.-K. Li at Beijing Institute of Microbiology and Epidemiology in Beijing, China; and colleagues was titled, "Arginine deficiency is involved in thrombocytopenia and immunosuppression in severe fever with thrombocytopenia syndrome."
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Credit: X.-K. Li <i>et al., Science Translational Medicine</i> (2018)
SFTS(重症熱性血小板減少症候群)ウイルスに感染した病院の患者に関する研究で、Xiao-Kun Liらは、アミノ酸であるアルギニン濃度の低値が、患者の血中の血小板数低値および免疫抑制と関連していることを明らかにした。また、この疾患は、感染初期のアルギニン濃度が低い患者では致死的となる可能性が高いと結論付けた。この知見は、SFTSの基礎となる機構に関する重要な情報を提供している。SFTSは2009年に中国本土で初めて確認された新発見のウイルス性出血熱であり、それ以降、韓国、日本、米国で症例が報告されている。感染患者の約10%は致死的な疾患に至るが、利用できる治療や予防法はまだない。この理由の一部はこの疾患がほとんどわかってないことである。理解を深めるため、Liらは、SFTS患者46例の血液を分析し、この疾患に関連する代謝プロセスの徴候を探した。その結果、アルギニン濃度を減少させる代謝経路がSFTS感染の重要な部分であると考えられること、アルギニン濃度の低値が、異常に低い血小板数(疾患の名前にある血小板減少症)およびT細胞機能の障害と関連していたことが明らかになった。Liらは、患者へのアルギニン補充の効果を検証する小規模な無作為化臨床試験で、補充した患者では、追加のアルギニンを投与しなかった患者と比べて、より多くの血小板が作られ、ウイルスが迅速に体から除去されたことを示した。今後の研究で、アルギニンがSFTSや同様なウイルス性疾患に適した治療標的となるかどうかを確認すべきだとLiらは述べている。
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Journal
Science Translational Medicine
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