News Release

コーヒー粕からセルロースナノファイバーを取り出すことに成功

~ゴミから作る次世代バイオ系ナノ素材~

Peer-Reviewed Publication

Yokohama National University

New Method Turns Coffee Grounds To Nanofiber

image: Cellulose nanofibers with up to 25 nm wide were produced from spent coffee grounds by TEMPO-mediated oxidation. view more 

Credit: Yokohama National University

横浜国立大学 大学院工学研究院の川村 出 准教授、大学院理工学府 化学・生命系理工学専攻の修士1年 金井典子さんらの研究グループは、コーヒー抽出後に残るコーヒー粕に対してTEMPO酸化法を適用することで、セルロースナノファイバーを生成することに成功しました。また、電子顕微鏡やNMRなどの先端機器を用いて、この物質の構造解析を行い、木材由来のセルロースナノファイバーの特徴と類似していることを明らかにしました。

本研究成果はセルロース研究に関する専門誌Cellulose (IF= 3.917)に受理され、オンライン版が2020年4月1日に公表されました。なお、本研究成果は横浜国立大学 ROUTE研究助成、文部科学省科学技術人材育成補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(牽引型)」、横浜学術教育研究振興財団の支援を受けたものです。

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