image: Snakes have a grooved rear fang that can quickly inject venom into the prey by taking advantage of capillary action. This material relates to a paper that appeared in the Jul. 31, 2019, issue of <i>Science Translational Medicine</i>, published by AAAS. The paper, by W.-G. Bae at Soongsil University in Seoul, Republic of Korea; and colleagues was titled, "Snake fang-inspired stamping patch for transdermal delivery of liquid formulations."
view more
Credit: [Credit: W.-G. Bae <i>et al., Science Translational Medicine</i> (2019)]
げっ歯類の皮膚を介して15秒未満で液剤およびワクチンを送達できる、蛇の毒牙に基づいた極微針パッチが開発された。このデバイスはポンプ装置を使用しておらず、これまでの微小針パッチに必要であった追加の薬物調製過程が不要である。すなわち、フレキシブルで使いやすい薬物送達プラットフォームとなりうる。液剤およびワクチンは通常、皮下針で送達されるが、針には感染リスクがあり痛みがあることが多い。微小針のパッチを用いたデバイスは、単純で痛みのない薬物送達に向けた魅力的な代替法であるが、既存の方法では薬物を調製する追加の段階が必要であり、液剤はまだ有効に送達できない。今回、Won-Gyu Baeらが、獲物に迅速に毒を注入できる特殊な溝のある牙を持つ後牙類の毒ヘビから発想を得た。Baeらは、最高6個の同様な溝を持ち、皮膚に親指の軽い圧力をかけることでさまざまな液体を送達できる、微小針のパッチを開発した。重要なことに、このパッチは毛細管作用と呼ばれる液体の流れを利用しており、複雑なポンプ装置の必要性を回避している。研究チームは、このデバイスでマウスおよびモルモットの皮膚を介して迅速にリドカインや不活性化インフルエンザウイルスを送達でき、その結果、動物を以後のインフルエンザウイルスの致死用量の投与から保護できる重大な免疫反応が生じたことを明らかにした。Baeらは、臨床試験を行う前に、さまざまな液体を用いた大型のモデルおよびヒトボランティアを対象とした研究がさらに必要であると述べている。
###
Journal
Science Translational Medicine
Disclaimer: AAAS and EurekAlert! are not responsible for the accuracy of news releases posted to EurekAlert! by contributing institutions or for the use of any information through the EurekAlert system.