News Release

定量生物学および医薬品に関わるマイクロテクノロジーおよびナノテクノロジー

Peer-Reviewed Publication

SLAS (Society for Laboratory Automation and Screening)

Special Issue: Micro- and Nanotechnologies for Quantitative Biology and Medicine

image: This is SLAS Technology (Translating Life Sciences Innovation), August 2017 (Volume 22, Issue 4). view more 

Credit: SLAS

SLAS Technology(正式にはJournal of Laboratory Automation)2017年8月号は、ますます複雑になる測定を検出し定量する研究者および臨床医の能力を改善することによって、定性的データから、さらに感度が向上している定量的データへの研究測定の進歩がどのようにライフサイエンスおよび生物医学的研究ならびに診断を変化させるかを説明した10件の新しい総説およびオリジナル研究報告を示している。

Amar S. Basu, Ph.D.、Wayne State University(Detroit, MI)によるデジタル測定の徹底的な二部レビューに基づき、本特別号で発表された論文収集は、データパーティションなどの測定デザインにおける改善を報告し、このような改善が、サンプル容量がさらに小さいまれな変異の定量、その他の分子生物学的データに対する定量シングルセル解析および異成分集団ならびにまれな生物学的サンプルに対するさらに複雑な解析をどのように可能にするかを示した。

本号の論文は、測定開発、サンプル収集、サンプル捕獲および検出のあらゆる面へのミクロ流体技術の統合が、広範囲に及ぶライフサイエンスおよび生物医学的研究応用をどのように改善するのかへの洞察も共有している。例として、感度向上によっておよび顕微鏡スライドでフローセルを利用する配列サンプルサイズの10倍増加によって改善された標識なしの分子-蛋白質相互作用検出、細胞外基質剛性の調節など外力入力のコントロールを改善することによって改善された機械生物学的研究、がん診断、開発的生物学および薬物スクリーニングと関連した定量測定における小さいサンプルサイズの解析を改善するための組織切除およびサンプル処理の改善、などが挙げられる。

本号で報告された定量解析の進歩は、血液細菌感染の検出を改善するための電気化学的バイオセンサーを介する種特異性リボソームRNAの正確な検出、高い感度をもつセンサーデザインによって、その他の感染性疾患に対し装置のない診断用デバイスをどのように考慮できるか、および改善された画像解析ソフトウェアと共に現行の小型化技術を実行することによって、大量処理の薬物スクリーニング応用において、3Dスフェロイドなど複雑なサンプルの定量的表現型解析をどのように考慮できるかを示している。

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