News Release

高調波発生を用いて金属の異方性を可視化

構造材料等に応用されるチタン単結晶において、結合の異方性を可視化することに成功

Peer-Reviewed Publication

Yokohama National University

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Shining intense infrared laser pulses on titanium generates higher-frequency light, revealing how its optical properties change in different directions due to variations in electron movement and bonding.

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Credit: Yokohama National University

横浜国立大学の片山郁文教授、武田淳教授、首藤健一准教授、草場哲助教(研究当時)、北島正弘研究員、高階君佳大学院生(研究当時)、岸岡あかり大学院生(研究当時)、海保美砂大学院生、神奈川県立産業技術総合研究所の玉置亮常勤研究員、物質・材料研究機構の長尾忠昭教授、Thien Duc Ngo研究員、京都大学の内田健人助教、田中耕一郎教授、JAXAの松永哲也准教授の研究グループは、軽量な構造材料として知られる金属チタンの単結晶に赤外線短パルスレーザーを照射することによって、入射波の3倍、5倍のエネルギーを持つ高調波が発生することを見出しました。その偏光依存性は結晶の3次元異方性を強く反映しており、結合強度に関連する情報を有していることから、本手法は材料の力学特性をはじめとした様々な物理特性の異方性を解明する評価手法として期待されます。
これらの結果は、Springer Nature社の発行するオープンアクセス誌、Communications Physics誌にて2024年12月18日に掲載されました。


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