図1.サイトメガロウイルスの母子感染と出生児障害リスク (IMAGE)
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妊婦の3割がサイトメガロウイルス(CMV)に対する抗体を持たない。抗体を持たない妊婦のうち1%が妊娠中に初めてCMVに感染(初感染)する。妊娠中に初感染を起こした妊婦の4割で胎児にウイルス感染が起こる。胎児感染を起こしても全ての児が後遺症を持つわけではない。胎児感染を起こした児の2割が明らかな症状をもって出生し、その9割に後遺症が残る。胎児感染を起こしても8割は明らかな症状を持たないが、その1割で後遺症が残る。妊婦がCMVに対する抗体を持っていても、非常に低い確率ではあるが、ウイルスの再活性化などにより児に障害を残すことがある。
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Kobe University
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