FGF18は肝星細胞の増殖を誘導して、肝線維化を促進する (IMAGE)
Caption
肝障害に伴いアポトーシスに陥った肝細胞が出現し、マクロファージなどに貪食される。死んだ肝細胞を取り込んだマクロファージは、TGFβなどのサイトカインを放出する。放出されたTGFは肝星細胞や肝細胞に作用し、FGF18の産生を誘導する。放出されたFGFβ18は肝星細胞に働き、肝星細胞の細胞増殖を誘導するが、Col1a2やActa2などの肝線維化マーカー遺伝子の発現は誘導しない。増殖した肝星細胞は、他の因子群によりさらに活性化され、コラーゲンや細胞外マトリックスを分泌して、肝臓の線維化を促進する。
Credit
中野裕康
Usage Restrictions
Credit must be given to the creator.
License
CC BY